
和風建築の母屋と、洋風の新宅との間にあるお庭のリフォーム工事を行いました。先代より受け継がれたお庭は高木低木ともにたくさん植えられており、地面の凹凸が目立ち管理が大変でした。そこで要所の高木を残しながらも思い切って植物を伐採、整地し砂利敷などで雑草対策を行いました。お庭の中は散策したり、木陰で過ごす時にテーブルセットを置けるよう石敷きの土間を作りました。もともと庭で使われていた石も積極的に利用し、ロックガーデン風にアレンジしています。和室前に以前よりもスペースができたので靴脱石も一回り大きいものを設置し、既存のものもステップになるよう横に添えました。既存木や庭石の再利用で記憶を継承しながら洋風なテイストや施主さまの趣味も反映し、眺めても使っても楽しめるお庭を目指しました。