タイルテラスの種類と特徴
タイルの分類
主に粘土を焼成してつくる陶磁器のタイルは、用途によっていろいろな種類があります。建築物の内装で使うタイルは、焼成収縮を抑えるため、厚みを薄めにして、サイズが揃うようにしてあります。しかし私たちが使用するエクステリア用(屋外用)では、一定以上の厚みをもたせた上で焼成温度を高く(1200-1300度)し、強度を強くしてあります。収縮による寸法誤差は大きくなってしまいますが、吸水率が低く、風雨に晒される屋外使用に適しているのです。
エクステリアで使用するタイルは、さらに、壁用(門柱・塀など)と床用(アプローチ・ガレージなど)に分かれます。床用タイルは、摩擦や衝撃に強く、滑りにくいことが条件です。 最近では汚れのしみ込みにくい 防汚 性のタイルもあります。
陶磁器としての分類
陶磁器は焼成温度や吸水率によって「陶器質」「磁器質」「せっ器質」の 3つに分けられます。
- 陶器質 :多孔で吸水率が高い
- 磁器質 :ほとんど吸水せず、硬くて丈夫
- せっ器質:その中間
タイルの大きさと色
タイルはサイズ、色が多種多様です。 タイル表面に釉をかけて焼き、色を出す「施釉 」という技術による独特の色つやが魅力です。最近のタイル土間では、30cm角の正方形タイルが主流ですが、長方形やモザイクタイルなど様々な形があります。
施釉に対し、釉をかけていないタイルを無釉といいます。無釉といっても、色が無いわけではなく、粘土自体に含まれている鉄分や、あらかじめ粘土に顔料を添加して色を出します。無釉は素材の質感が表現できて、庭のテラス土間にもよく使われています。
家の外壁がタイルなら、テラスにも同じタイルを……と思われるかもしれませんが、壁に使用するタイルは強度面や滑りにくさを考慮すると、床面にはあまり適していません。しかし、逆に床用タイルを壁面に使用することが可能なタイルは多く、質感やサイズに注意してコーディネートすれば統一感のある外構になります。
サンリブおすすめの土間タイル
- ボルカーノタイル
- 参考商品・工事共価格 \16,000〜/m2
※タイル下地の土間工事は含みません
タイル特有の色むらで、アンティークメタルの質感を表現したタイル。汚れが目立ちにくく、テラス土間だけでなく壁面にも使えるタイプ。大きさ・色を変えて床や壁をデザインするとシックなテラス空間を演出できます。
- ヴァンスタイル
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参考商品・工事共価格 \17,000〜/m2
※タイル下地の土間工事は含みません
明るくやわらかな雰囲気のタイル。かなり色むらがありますが、そこがこのタイルの魅力。敷き詰めると、ナチュラルな風合いがまさに「南仏プロヴァンス」のようです。 華やかな装飾用のデコレーションタイルもあるので、リビング前のテラスにおすすめです。
- ロッセクラシコタイル
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参考商品・工事共価格 \14,000〜/m2
※タイル下地の土間工事は含みません
色の種類が多く、シンプルモダン調から、ナチュラル、クラシックな色調まであるため、選びやすく、装飾用も多数揃っています。 比較的リーズナブルで、お求めやすい価格のタイルです。
- オリジナルデザインタイル
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15cm角 \7,000/枚
25cm角 \12,000/枚
(※タイル、特殊絵の具セット、運賃、製作費込)
お客様の描かれた絵をタイルにできます。 サイズは150mm角と250mm角の2種類。 タイル材と焼き物専用の特殊絵具をお渡しします。
納期:約40日 詳しくはお問い合わせください
タイル以外のテラス土間
テラスはタイル以外の仕上げにすることもできます。 お好みの素材やデザインなどについてはサンリブにお問い合わせください。