庭にかかわる読み物いろいろ

大塚紀雄の庭コラム

第7回 外構庭の目隠しについて《1》

道路・隣地からの目線をカットする目隠しの要望が多くなりました。 この依頼は、単純なようでいて案外難しいものです。

いかにも「見られたくないので壁をつけました」というもの、庭とアンバランス、一方向からは目線を遮っていても角度を変えると丸見え、などなど、悪い例をあげるとキリがありません。 素材は高価で、種類も多く、建物とのバランスも大切です。 そうして苦心してやっとでき上がっても、納得できるものは少ないようです。

ここでは目隠しについて、位置・他との取合い・デザインなど、例を上げて説明したいとおもいます。

【プラン1】
「プラン1図」

これは、あるプランナーが作成した、門・塀・ガレージ・庭のエクステリアプランです。 クローズ外構で、屋外からの視線を遮る塀で囲まれた、お客様からの要望どおりのエクステリアプランです。 でも…、と思われる方は、次のプランを一緒にみていきましょう。

【プラン2】
プラン2

敷地・間取りを同条件にして「目隠し」をテーマに推敲をかさねました。 プラン1と2を比べて、いかがでしょうか。 全体の構図はほぼ同じで、塀の位置は変わりません。大きな違いはアプローチです。アプローチも庭の一部だと考えてプランニングすれば、雰囲気が大きくかわります。 塀のコーナーに坪庭が二か所できます。ここに木を植えることで、塀の圧迫感を柔らげ空間全体の広がりを感じさせます。 さらに、次のプラン3をごらんください。

【プラン3】
プラン3

上記1、2と同じ条件で、塀の内側の面積を大きく取り、庭=デッキとしました。 このプランでは、デッキに対して、アプローチが庭の一部となっています。

1、2と同じ構図ですが、これも目隠しで囲われたエクステリアです。 2、3で重要なのは、目隠しの閉鎖性を出来るだけなくし、塀の内と外の統一感をもたせたことです。 2−Bの樹木、2−Cのフェンスの素材、3−Aの飾り窓、3−B・Cのフェンス素材。 これらは塀の圧迫感を和らげ、塀の内と外の統一感・奥行きを出す重要な役割を果たしているのです。

次回も目隠しについて、考えてみましょう。

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