庭にかかわる読み物いろいろ
大塚紀雄の庭コラム
第3回 アプローチと庭
今回は、アプローチと庭の関わりについて少しお話したいと思います。 南向き玄関でよく見られる外構を例にあげましょう。まず、この平面の設計図をごらんください。
南向き玄関では一般によく見られる外構です。 完全にアプローチと庭のデザインが分けられてしまっています。このように、アプローチ・庭と区切ってしまうのではなく、アプローチに庭を取り込めば、庭にも広がりが生まれます。
そこで、下の図をごらんください。
信楽のオブジェ「華鏡」をアプローチから庭へかけてのフォーカスポイントに使用してみました。透けて見える竹垣とあいまって、庭を広く見せる効果がありますね。庭からアプローチへつなぐ床のデザインと、施工が見せ所となります。
玄関が南に面した外構で、アプローチと庭が分けられてしまっている場合、ぜひアプローチと庭との関係に「ひと工夫」加えてください。従来にはないおしゃれなエクステリアになります。 床面のつなぎ方と植栽を、一枚の絵となるようにプランニングすることが大事です。そうでないと 台無しになってしまいます。
素材ひとつひとつの、重ね方・敷き方・据え方・並べ方・置き方・植え方。
そのひとつひとつの気配り、こだわりが見え方を変えるのです。
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- 快適条件を満たせた絶景の庭-2
- 快適条件を満たせた絶景の庭-1
- 一本のベルトが人と車のスペースをひとつにする庭
- 表情多彩 リバーシブルを楽しむ庭
- いやされる団欒の庭
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