「花と緑を楽しむ庭づくり」vol.1　フロントガーデンモデルプラン

お役立ちよみもの集

花と緑を楽しむ庭づくり

vol.1　フロントガーデンのこと

モデルプラン
…露地のような待合腰掛のある庭…

露地とは茶室に付随する庭で、待合腰掛けとは茶会の時に
亭主の迎えがあるまで庭を眺めながら待つ場所です。
そんな待合腰掛けのあるプランです。

例えば来客者がインターホンを押した時に“ちょっと腰掛で待ってねxA窪rdquo;と返ってくれば、
来客者は門柱付近で退屈せず、おもてなされた空間で待機できます。
来客者と玄関前で話す時の腰掛けや荷物置き。という使い方も。
新緑、花、紅葉の鑑賞場所となり、お庭のお手入れの休憩場所ともなります。

この、待合腰掛けの前の樹がシンボルツリーで
四季を楽しませてくれる植物のメインです。

花や実や紅葉が楽しめて、樹形が丸型になるヤマボウシがぴったりです。
道路から敷地内が見え隠れするように根元から幹が何本も出ている株立ちで。
待合腰掛けの横の樹は、緑の壁となるように常緑樹のゲッケイジュ。
風が吹けば葉が擦れて、香りが待合腰掛けに届きます。
玄関に一番近い樹は、ヤマボウシより小さい葉の落葉樹、アオダモ。
葉の大小で遠近感を出してくれます。

お庭と駐車場をつなぐ飛び石は・・・機能から“遊び”に繋がるデザインです。
機能としては駐車場から玄関までの足場確保やポストへの足場確保という役割で、
植栽部まで続いた飛び石は階段状になり、庭が上空に昇るデザイン。
毎日忙しく通り過ぎてしまうアプローチだからこそ足を止める場所と“遊び”を。
玄関前にも、毎日楽しい素敵なお庭ができますよ。