姫路・外構・バリアーについて考えてみました 6/8(金)

季節感のあるエクステリアプランの提案を心がけているプランナーの山上です。

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 姫路 Y様邸 エクステリアのバリアーについて考えてみました。

 70才になられた奥様から突然ご依頼がありました。

「ガレージの土間につまずいて怪我をしました。至急 歩きやすく・車いすが、

通り易いプランを作ってほしい。」という主旨の依頼でした。

 一瞬? ガレージでつまづくとは、どういうこと?

 お宅を拝見して納得。
   


 入口で急に盛り上がっている勾配 車なら問題ないけれど関節が固くなった人に

は、歩き辛いですね。 手摺も入口から遠く握りずらい。

 早々にプラン提出 駐車スペースとしては使用しない・段差は、10cmならOK・

スロープの勾配は、5%で納まり 遠かった手すりもスロープに合わせました。

これなら御利用しやすいはずだ と考えていました。
 

 このプランは、ダメでした。



  

 結果は、上記写真の通りでした。 赤いレンガで段差をわかりやすくし、洗い

出し土間で滑りにくくしました。

 問題として改めて感じたことは、

     1  スロープ自体だけでは、問題解決にならない。

     2  不安定な場所には、必ず手摺が必要。

     3  スロープよりフラットな土間による階段が、歩きやすい場合も

       ある。

     4  何より ご本人が、どの様な状態を望んでいるのか・あるいは

        ご家族のサポートが、できているのかよくお聞きすること。

  奥様は、現在リハビリ中ですが、植木の管理・新聞の引き取り等ご自分で、旧

 ガレージ内を杖を便りに歩いています。

  外出時には、車椅子で道路から入ったフラットスペースで安全に迎えを待って

 ます。段差は、車いすについた装置を補助の人が、操作して無理なく移動できま

 す。

  今回は、身障者をかばう ではなくリハビリを成功させて普通の日常生活に復帰

 することが、目的でした。

  余談ですが、姫路市の介護補助の窓口に相談したところスロープ工事に補助は、

 出ても逆の場合 主旨がそうであっても申請の対象にはならないとの事でした。

 バリアーフリー対策には、スロープと手摺が、あれば良いは、思い込みです。

 施主様の深い思いが反映していないと利用価値が、上がらないと思いました。

2012年06月08日パーマリンク

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